何かと寂しさを感じる季節な秋ですが、その寂しさを埋める様に娯楽に寄りかかれば空白の時間もとっても素敵な時間に変わります。その娯楽の1つに音楽がありますね。この記事では、空白を感じやすい秋にぴったりの曲を9選紹介して行きます。是非最後までご覧ください!
the band apart /ノード
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まず紹介するのは日本のファンクロックバンド、the band apartの「ノード」。ろうそくに静かに火が灯る様子を、深い水の中で泡が大胆に弾ける様子を、真っ白い汚れのないスープカップに埃ひとつ浮かべさせない様に丁寧にミルクを注いでいく様子を、そんなあらゆる日常の繊細な事象を”音”で表現した、想像力を掻き立てるナンバーです。
クールだけど情熱を秘めたサウンドは、秋のまだ残る微かな暖かさとマッチしますし、途中時間が止まったかの様なセクションでは、ここからの展開はどうなるのかと映画を見ているかの様なドキドキに刈られます。
Eric Crapton/Blue eyes blue
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続いてはアメリカのシンガーソングライター兼ギタリストであるエリッククラプトンの「Blue eyes blue」。爽やかなpopナンバーですが、途中のギターソロではさすがクラプトンならではの味のある生き物の様な渋くて爽やかなギターソロを感じさせてくれます。
紅葉が地面を転がり風に舞い上がって行く様子が瞼に浮かぶので、秋の風景と一緒に楽しみたい人にもおすすめです。休日の秋のティータイムに質の良いスピーカーから流しながら聴きたい曲です。
ミシェルブランチ/good bye to you
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続いてはアメリカの女性シンガーソングライターミシェルブランチの「good bye to you」。掠れた声が秋の風の様で、popテイストな楽曲と合わさって切なすぎない1曲となっています。
アコースティックギターの音色が心地よく、寂しさを感じがちなおやすみ前にもぴったり楽曲です。少し癖のある歌い方は好みが分かれるかもしれませんが、だからこそ印象に残るに違いありませんし彼女の他の曲も聴いてみたくなるはずです。
ピアノジャック/台風
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続いては日本のピアノバンドであるピアノジャックの「台風」。私がこのバンドを知ったのはビレッジバンガードの店内特集コーナーで紹介されていたからでした。それだけコアな人には受けやすいバンドですし、確かに他の楽曲も一癖ある作品が多いです。
綺麗なだけではなく、「ん?」と思わせるフレーズやブレイクが多用されているのが特徴だと感じますし、どこか日本ならではの渋さも感じさせてくれるので”日本の秋”にぴったりな曲だと感じます。秋は日本に台風も訪れやすい季節ですから、ちょっとロマンティックな台風がやってくることを想像しながら聴いてみてくださいね!
100s/やさしいライオン
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続いては、シンガーソングライター中村一義が参加している日本のバンド100s(ひゃくしき)の「やさしいライオン」。1番を聴くだけでも懐かしくなってしまうので、秋の哀愁と一緒に引き込まれること間違いなしです。
“もう会えない人”をテーマにした歌詞と、癖のある中村一義の声、そして切ないメロディや伴奏たちが絡まり合って、唯一無二の名曲へと仕上がっています。Vo.の声に癖がなければよくある名曲の1つにカウントされてしまうんだと思うと、100sや中村一義の他の作品も是非聴いてみたくなりますよ。
レキシ/キラキラ武士
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続いては、日本の和ロックバンドであるレキシの「キラキラ武士」。一時期日本のバンド界隈で4つ打ちのバンドサウンドが流行りましたが、この曲もそれを狙っている作品のひとつです。
やはり4つ打ちサウンドですから身体が自然とノってきますし、戦国時代の世界観を基にした歌詞に頼もしい違和感を感じます。この違和感こそが他の4つ打ちサウンドと差別化をもたらし、利き手の脳内を日本の戦国時代へと吹き飛ばしてくれるんです。秋の寂しさもこのナンバーで楽しさに変わってしまう魅力を持った一曲です。
L↔︎R/アイネクライネナハトミュージック
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続いては、日本のロックバンドL↔︎Rの「アイネクライネナハトミュージック」。まずタイトルにびっくり。そして楽曲にびっくり。一言で言うとむちゃくちゃさを感じさせてくれるとっても頼もしい一曲です。
ここでそうなるの?と言う展開は、退屈に感じる秋の時間を一瞬でコメディの様な世界へと連れていってくれます。ピアノがポップに踊るように大活躍しているこの曲は、脳裏に一瞬浮かんだモーツァルトの名曲”アイネクライナハムジーク”とはまた違う印象をこちらに与えてくれます。
jeffBuckley/calling you
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続いては、アメリカのシンガーソングライタージェフバックリィの「calling you」。神秘的な声、演奏、サウンドにまず惚れ惚れ。続けて迫り来る様なメロディラインに魂をぎゅっと鷲掴みされ、そのまま眠る様にこの曲に寄りかかってしまうこと間違いなしです。
秋の満月の夜にじっくりと聴きたい名曲中の名曲。歌い手である彼は若くして亡くなっているところに何故が神秘性を感じてしまった私は、毎年秋になると必ずこの曲を聴いて、彼が今生きていたら次々と名曲を生み出して世間を騒がせていただろうに、というとても虚しい気持ちになります。
Yes./Round about
続いては、イギリスのプログレッシブロックバンドYesの「ラウンドアバウト」。全曲8分という大作ですから、是非秋の夜長にじっくりとイヤフォンで聴いていただきたい名曲となっています。シンセサイザーの鳴く音、ギターとの掛け合わせはとても穏やかに寂しさを拭ってくれます。
8分もあるこの曲ですが、その起承転結のあるメロディに飽きを感じずに楽しむことができます。プログレ初心者にもオススメのバンドです。
そんなわけでこの記事では、秋の夜長に聴きたい9曲を紹介していきました。気になる曲があったら、是非聴いてみてくださいね!それでは。